こんにちは
私です
「昨日まであったフォルダが見当たらない…」
Outlookでよくあるこのトラブル、昔結構な頻度で受付したトラブルでした。
「さっきまであったはずのフォルダがない!」とか、「昨日まではあったのに」とかとか・・・
ユーザーから見るとパニックになってしまいますよね。そんな中ヘルプデスクに問い合わせるのでどのフォルダが、いつ無くなったかといった情報もなかなか聞き出せず・・・
でも意外と簡単に解決してしまうことがあったりします。
ここでは、フォルダが消える主な原因と確認・復元方法をわかりやすく紹介します。
Outlookフォルダが消える主な原因
Outlookのフォルダが表示されなくなるケースには、いくつかの典型的なパターンがあります。
- 自動整理・アーカイブの影響
古いメールを自動で別のPSTファイルへ移動する設定が有効だと、「見えなくなった」と感じることがあります。 - 同期トラブル(IMAP/Exchange)
オンラインとローカルのメールが一致していない場合、一時的にフォルダが非表示になることがあります。 - PSTファイルの破損または読み込みエラー
データファイルが破損すると、特定フォルダだけ読み込めないケースもあります。 - フォルダ表示の設定変更
誤って「お気に入り」や「縮小表示」を切り替えた場合、実際は削除されていないのに“消えた”ように見えることも。
まず確認すべき基本ポイント
慌てずに、以下の手順を順にチェックしてみましょう。
- 左側のナビゲーションを展開
Outlook左下の「…」や「▼」をクリックしてフォルダ一覧を開きます。縮小表示されているだけの可能性もあります。
これ、意外と多い原因です。開いたらあった~なんてことはざらです - 「削除済みアイテム」「アーカイブ」も確認
誤操作で移動してしまうケースは意外と多いです。一番多い動作はメールを選んでバックスペースを押すこと。フォルダが消えるとは別ですが、特定のメールがないときは大体コレ。気がつかずにバックスペース推してアーカイブに入ってしまうことは多いです。 - Web版Outlook(Outlook.com)で確認
同期のズレが原因の場合、Web版ではフォルダが見えることもあります。 - ドラッグドロップして別フォルダに紛れている
これも結構多いです。気がつかない操作の一つにドラッグドロップってあるんですけど、違うフォルダ(特に上下のフォルダ)を見ると下層に目的のフォルダがあった!ってこともちらほら
PSTファイルとアカウント設定の確認
ローカル環境でOutlookを使っている場合は、PSTファイルがきちんと読み込まれているかを確認しましょう。
確認方法:
[ファイル] → [アカウント設定] → [データファイル] タブで、現在使用中のPSTファイルのパスを確認できます。
破損時の修復ツール:
Microsoftが提供している「scanpst.exe」で修復が可能です。
▶ 公式サポートページ:Outlookデータファイル(.pst)の修復方法
復元手順(削除・移動の場合)
- 削除済みアイテムフォルダを確認
消した覚えがなくても、移動操作でここに入っている場合があります。 - 「回復可能なアイテム」を開く(Exchange・Microsoft 365の場合)
削除済みからも消えたメールを復元できる仕組みがあります。
「フォルダ」→「削除済みアイテムの復元」で開けます。 - PSTバックアップからの読み込み
以前エクスポートしたPSTファイルがあるなら、
[ファイル] → [開く/エクスポート] → [Outlookデータファイルを開く] から読み込めます。
フォルダが消えないようにするための予防策
- 定期的なバックアップ
OutlookデータをPSTファイルとしてエクスポートしておくと安心です。 - アーカイブ・仕分けルールを見直す
自動ルールで別フォルダへ移動している可能性があるため、
[ファイル] → [情報] → [ルールと通知の管理] から確認しておきましょう。
⚠️ 注意点:
「仕分け先のフォルダ」を削除すると、そのルールは生き残ったままです。
すると、受信メールが「削除済みアイテム」に自動的に送られてしまう場合があります。
不要なルールは必ず削除・編集しておきましょう。
まとめ
Outlookのフォルダが消える原因は、削除よりも「設定・同期」や「ユーザー起因の誤操作」関係していることがほとんどです。
まずはユーザー側で何か操作してないか?という部分を確認したり、それでもみつからなければ同期の確認やPSTファイルの確認をするとよいと思いますよ
参考文献
それでは今日はこの辺で
まったねー


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