こんにちは、むっすーです。
最近「Wi-Fiが遅い」「ネットが急につながらなくなる」「朝だけ通信が不安定」なんてこと、ありませんか?
これ、実はけっこうな確率で ルーターの寿命 が原因なんです。
「え、ルーターって置いてるだけでしょ?何もしてないのに壊れるの?」
…とよく言われるのですが、ルーターは実は 24時間365日フル稼働。
ずっと頑張っているわりに、みんなからの扱いは“放置プレイ”。
そりゃあ調子も悪くなっていきます。
今回は、
・ルーターの寿命ってどれくらい?
・寿命間近の症状
・再起動の重要性
・古い規格のルーターは買い替えるべき理由
などをまとめて解説していきます。
「ネットが遅いのは回線のせいじゃなかったのか…!」というケースも多いので、ぜひチェックしてみてください。
■ ルーターの寿命は4〜6年。ずっと働きっぱなしだから劣化します
一般的に、家庭用ルーターの寿命は 4〜6年 と言われています。
もちろん個体差はあるものの、5年を過ぎると一気にトラブルが増えてくることも。
理由はシンプルで、
・内部の電子部品(コンデンサなど)が劣化する
・発熱に弱いのに24時間つけっぱなし
・ホコリも溜まって熱がこもる
など、過酷な環境に置かれているから。
また、ルーター自体は使えていても、wi-fiの規格やセキュリティ向上の面から、5年程度で交換を推奨していたりします。
ルーターはファンが付いていないモデルが多く、熱を逃がす仕組みが弱めなんです。
そのため、真夏だけでなく冬の暖房の熱でも地味にダメージを受けています。
「最近やけにルーターが熱い…」
これ、寿命が近いサインかもしれません。
■ 寿命間近のルーターによくある症状
こんな症状が出ていたら、かなり怪しいです。
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Wi-Fiが頻繁に切れる
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5GHzだけ弱い/2.4GHzだけといった片方のネットワークの調子が悪い
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スマホが「IPアドレス取得中」のまま止まる
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再起動すれば一時的に直る
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明らかに速度が遅くなった
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ルーター本体が触れないくらい熱い
特に、
「再起動したら直る」=内部リセットで一時的に元気になる
という状態は典型の“寿命間近ルーター”です。
Wi-Fiルーターは機械ですが、機械も意外と生き物みたいなもので、頑張り続けるとヘトヘトになります。
■ 実は“定期的な再起動”大事だったり
「再起動したら直ったけど、原因は分からん…」
という人、多いと思います。
実はむっすーもその一人です。トラブル対応で再起動したら治った場合、様子見で返すしかなく、故障理由をお伝えできないのでもどかしかったりします。
実は、ルーターは
長時間稼働でメモリが溜まり、ネットワーク情報が乱れ、動作が不安定になる
という特性があります。
つまり再起動は「疲れたルーターをリフレッシュさせる」行為。
目安としては
1〜2週間に1回
でOK。
最近は、自動で再起動してくれるルーターも増えていますし、
スマートプラグを使ってタイマーで電源OFF→ONさせるのもアリ。
「ルーターを再起動しない=一度も休憩させていない」
ということなので、定期的にメンテしてあげましょう。
■ ファームウェア更新をしないと危険なことも
ルーターのファームウェア(内部のソフト)も重要です。
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セキュリティ向上
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不具合修正
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新機能追加
などがあるため、更新しないまま放置していると、
速度低下だけでなくセキュリティリスク も出てきます。
「初期設定してから一度も更新してない…」
という人、けっこう多いです。
メーカーの管理画面から簡単に確認できるので、一度チェックしてみてください。
ちなみに更新のタイミングで再起動が行われるケースもありますので、家で複数の方がWi-Fiを使っている場合は切断されてしまいます。そのため、事前に再起動するよ~と一声かけてあげるといいかも
■ 古い規格のルーターは買い替えるだけで速度が変わることも
寿命だけでなく、規格の古さ も問題です。
古い規格
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IEEE 802.11n(Wi-Fi 4)
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初期の 802.11ac(Wi-Fi 5)
新しい規格
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Wi-Fi 5 後期
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Wi-Fi 6
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Wi-Fi 6E
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Wi-Fi 7
古い規格は
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最大速度が遅い
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セキュリティが古い(WPA2のみ)
と、明らかに不利なケースがあります。
スマホやPCが最新規格に対応していても、
ルーターが古いと 性能を100%引き出せません。
「スマホは新しいのにWi-Fiが遅い」
という相談、だいたいルーター側が原因で速度が出てないことがあります。
■ ルーターを買い替えるべきタイミング
以下に2つ以上当てはまるなら買い替えを検討した方がいいです。
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使用年数が 5年以上
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Wi-Fiの速度が以前より明らかに遅い
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ルーターが熱い
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再起動しないと安定しない
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スマホやPCが Wi-Fi 6/6E 対応で、ルーターが対応していない(速度重視ならの話ですが)
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ファーム更新が終了している
「回線が悪いのかな?」と誤解されがちですが、
ルーターを変えるだけで問題が解決するケースもあります。
■ 最後に:寿命は避けられないけど、対策すれば長く使えます
ルーターは見えないところでずっと働いてくれている機械です。
寿命は4〜6年と意外と短いですが、
・再起動
・ファーム更新
・発熱対策(熱が逃げやすいところに設置する)
・設置場所の見直し(埃の少ないところに設置する)
などの基本を守れば、より安定して使えます。
「最近Wi-Fiが遅いな…」
と思ったら、ぜひルーターの状態を見直してみてください。
意外と、ルーターが
「もう限界です…助けて…」
と言っているかもしれませんよ。


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