こんにちは
むっすーです。
以前、筆者はヘルプデスク業務に携わっていましたが、最近になって親しい方からこんな相談を受けました。
「シャットダウンしているはずなのに、気づくとパソコンが起動している」
業務でも何度か対応したことのある内容だったため、家に帰ってから確認しようと思ったのですが、最終的には自己解決できたケースでした。
この記事では、
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一般的によくある原因
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今回実際に起きていた原因
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再発しなくなった対処法
を、トラブル解決系として整理します。
パソコンが勝手に起動する主な原因
まずは、この症状が起きるときによくある原因から確認していきます。
高速スタートアップが影響するケース
Windowsには「高速スタートアップ」という機能があります。
これはシャットダウン時に一部の状態を保存し、次回の起動を速くする仕組みです。
この機能が有効な場合、
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完全な電源オフにならない
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内部的にはスリープに近い状態になる
という挙動をします。
その結果
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周辺機器の信号
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ネットワーク関連の動作
をきっかけに、意図せず起動することがあります。
すべての環境で起きるわけではありませんが、
自動起動トラブルの原因の一つとしては間違っていません。
Wake on LAN(WoL)が有効になっている
Wake on LAN(WoL)は、
ネットワーク経由でパソコンの電源を入れるための機能です。
企業利用や遠隔操作では便利ですが、
家庭環境では意図しない動作につながることがあります。
例えば、
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家庭内ネットワークで常時通信がある
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ルーターやNASが稼働している
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ブロードキャスト通信が頻繁に発生している
といった環境では、
本人が操作していなくてもPCが起動するケースがあります。
キーボードがトリガーになっていることもある
また、パソコンの自動起動原因として、
キーボードがトリガーになっているケースもあります。
PCによっては、
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キーボードのキー入力
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USB機器からの信号
を検知すると、電源が入る設定になっている場合があります。
特に、
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ノートPCを閉じた状態でキーが押される
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外付けキーボードに物が乗っている
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USBキーボードを挿しっぱなしにしている
といった状況では、
意図せずキー入力が発生し、起動してしまうことがあります。
BIOS / UEFI側の設定が関係している場合もある
頻度は高くありませんが、この挙動はWindowsの設定ではなく、
BIOS / UEFIの電源管理設定が関係していることもあります。
項目名は機種によって異なりますが、
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Power On by Keyboard
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Wake by USB
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USB Wake Support
といった設定が有効になっていると、
キーボード操作で電源が入る場合があります。
心当たりがある場合は、BIOS設定を確認し、不要であれば無効化することで改善します。
ノートPCの場合は物理的な要因も疑う
ノートPCでは、
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フタを閉じた状態での圧迫
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バッグの中でキーが押される
といった物理的な要因で起動するケースもあります。
この場合は設定変更ではなく、
持ち運び時の扱いを見直すだけで解決することもあります。
今回の実例|原因はWake on LANだった
今回のケースでは、
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シャットダウン後に不定期で起動する
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特定の操作をした記憶はない
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夜間や外出中に電源が入っている
という状況でした。
設定を確認していったところ、
Wake on LANが有効になっていることが判明しました。
対処法|Wake on LANを無効化したら再発しなくなった
最終的に行った対処は、Wake on LANの無効化です。
デバイスマネージャーでの設定変更
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デバイスマネージャーを開く
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ネットワークアダプターを選択
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プロパティを開く
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電源管理または詳細設定タブを確認
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Wake on LAN 関連項目を無効化
この設定変更後、
パソコンが勝手に起動する症状は再発しなくなりました。
高速スタートアップは無効にした方がいい?
今回の直接原因はWoLでしたが、
切り分けの観点では高速スタートアップを無効化する判断も妥当です。
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起動トラブルの原因になりやすい
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効果を体感しにくい環境もある
安定性を重視する場合は、
無効化しても大きなデメリットはありません。
自動起動トラブルで大切な考え方
この種のトラブルで重要なのは、
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いきなり故障を疑わない
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設定由来の可能性を先に確認する
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一つずつ原因を切り分ける
という点です。
特にWake on LANは、
本人が意識していなくても有効になっていることがあるため注意が必要です。
まとめ|パソコンの自動起動は設定で解決できることが多い
勝手に電源が入ると、
かなり気味が悪く感じますが、
今回のように原因は設定だったというケースは意外と多いです。
実際、Wake on LANを切っただけで再発しなくなりました。
パソコンのトラブルは、
派手な症状ほど原因は地味なことが多いので、
まずは落ち着いて一つずつ確認してみるのがおすすめです。
「なんとなく不安だから様子見」よりも、
設定を一度見直してしまったほうが、
結果的にスッキリすることもあります。
それでは今日はこの辺で

