PCの動作が不安定?まず試すべき “放電(リセット)” のやり方

💻PC・デバイス操作ガイド(Tech Tips)

こんにちは

むっすーです。

最近、寒くなってきましたね。

寒くなってくる体調を崩しがちになると思いますが、実はパソコンも体調を崩すことがあるんです。

皆さんはPCが急にこんな症状を起こしたことはありませんか?

  • 電源が入らない

  • 充電器をつないでも反応がない

  • 起動と同時に固まる

  • 画面は真っ暗だがファンだけ回る

  • Windowsが頻繁にエラーを出す

実際私もこういった症状を見ることは多く、ちょっと前まで使えてたのに・・・みたいな発症が多いです。

これらは 内部に溜まった電気(残留電荷) が原因の可能性があります。
そんな時に効果的なのが PCの「放電(電源リセット)」 です。

とても簡単で、メーカーサポートでも最初に案内されるほど有効な対処法です。


🔧 1. 放電とは何か?

ノートPCやデスクトップPCの内部には、
電源を切っても**微量の電気が部品に残る(残留電荷)**仕組みがあります。

特に冬場になると、静電気が原因で電荷が残ってしまい、不具合を引き起こすことがあります。

この残留電気が原因で:

  • 起動不良

  • 認識エラー

  • USBやバッテリーの誤作動

  • キーボード、マウスが反応しない。

  • 電源周りのトラブル

が発生することがあります。

👉 放電(電源リセット)は、PCを完全な状態にリセットするメンテナンスと考えてOK。


🔋 2. ノートPCの放電方法(内蔵バッテリータイプ)

最近のノートPCはバッテリー取り外し不可が主流なので、
以下の手順を使います。

【手順】

  1. PCをシャットダウン
     ※スリープではなく完全シャットダウン

  2. ACアダプタを抜く

  3. すべてのUSB機器を外す

  4. 電源ボタンを15〜20秒長押しする(Surfaceは電源ボタンと音量上げボタンを15秒同時押し)

  5. そのまま 3〜5分放置

  6. ACアダプタだけつないで起動
     ※USB機器はまだつながない

これで内部の残留電気がリセットされ、
起動不良・画面真っ暗問題などが改善することがあります。


🔋 3. バッテリー着脱式ノートPCの放電方法

古めのノートPCでバッテリー取り外しが可能なら、こちらがより確実です。

【手順】

  1. PCをシャットダウン

  2. ACアダプタを外す

  3. バッテリーを取り外す

  4. 電源ボタンを15~20秒長押し

  5. 5分放置

  6. バッテリーを戻して起動


🖥️ 4. デスクトップPC(自作/メーカー品)の放電方法

デスクトップも放電で安定することが多いです。

【手順】

  1. PCを シャットダウン

  2. コンセント(電源ケーブル)を抜く

  3. 電源スイッチを “O(OFF)” に

  4. ケース前面の 電源ボタンを10~15秒長押し

  5. 3分放置

  6. コンセントを戻して起動

マザーボード上のキャパシタ(コンデンサ)の残留電気をリセットできます。


⚠️ 5. 放電後に改善する症状

✔ よく改善する例

  • 電源が入らない

  • 充電ランプが点かない

  • USB機器の誤認識

  • 画面が真っ暗で動かない

  • ブルースクリーンが頻発

  • ファン全開で固まる

  • ACアダプタ接続時にフリーズする

✔ 逆に改善しない例

  • SSD/HDDの故障

  • Windowsのシステム破損

  • ACアダプタのW不足(←別記事で解説済)

  • バッテリー寿命

放電は万能ではありませんが、
トラブル対応の最初の一手としてまず行うべきレベルです。


📝 まとめ

内容 説明
放電とは? 内部の残留電気を抜いてPCをリセットする作業
効果 起動不良・USB誤作動・画面真っ暗の復旧など
方法 電源長押し+電源ケーブル/ACアダプタ/USBを外す
デスクトップでも有効? 有効。特に電源ケーブルを抜くのがポイント

💬 むっすーのひとこと
PCの調子が悪いとき、部品交換や再インストールを考える前に
まずは放電を試すのが本当におすすめ。

「PCが急に動かなくなった!」というお問い合わせでも、
放電で直ることがめちゃくちゃ多いです。

それでは今日はこの辺で

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