こんにちは、むっすーです。
「OneDriveの同期が止まった…」
そんな経験、ありませんか?
業務ファイルが更新されない、クラウドにアップされない。
リモートワークやチーム共有が当たり前の今、OneDriveの不調はすぐに仕事へ影響しますよね。
実際、クラウドにアップされないと、「あれ?ファイルどこ行ったっけ?」ってなりますし、間違えて消してしまったり、違うPCから見たときにファイルが消えた!って感じてしまうこともあると思います
今回は、OneDriveの同期が止まったときに確認すべき5つのポイントをチェックリスト形式で紹介します。
「とりあえず試してみる」だけでも改善するケースが多いので、ぜひ参考にしてください。
✅ チェック1:インターネット接続を確認
まずは基本中の基本、通信環境の確認です。
OneDriveの同期はオンラインで行われるため、接続が不安定だとファイル転送が止まってしまいます。
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Wi-Fiや有線LANが安定しているか確認
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Proxy(社内ネットワーク)環境下では一部制限がかかることも
意外と「VPN経由で社外ネットワークに接続していたら同期が止まっていた」というケースも多いです。
一度、社内LANへ戻すだけで改善することもあります。
✅ チェック2:サインイン状態を確認
OneDriveに正しくサインインできていないと、当然同期は止まります。
以下の手順で確認してみましょう。
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タスクバー右下のOneDriveアイコンを右クリック
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「設定」→「アカウント」を開く
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アカウントが正しく表示されているか確認
「サインインが必要です」と表示された場合は、再ログインを行ってください。
特に**会社アカウントで多要素認証(MFA)**を導入している環境では、再認証が定期的に求められます。
✅ チェック3:同期対象フォルダを確認
OneDriveの設定で、同期するフォルダを制限している場合もあります。
設定確認手順:
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OneDriveアイコン → 歯車アイコン → 「設定」
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「アカウント」タブ → 「フォルダーの選択」
チーム共有フォルダやTeams内のドキュメントが同期対象外になっていないかチェックしましょう。
特に、業務上で複数チームの共有フォルダを扱う場合に発生しやすいトラブルです。
✅ チェック4:容量オーバー・ファイル名の問題
OneDriveの容量オーバーや、ファイル名の制限も同期トラブルの原因として非常に多いです。
容量オーバー
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無料プラン:5GBまで
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Microsoft 365契約ユーザー:プランによって異なる(例:Plan 1=1TB、Plan 2=無制限)
残り容量が少ない場合は、不要ファイルを削除するか、容量を追加購入しましょう。
ファイル名の禁止文字
次の文字を含むと同期できません:
また、古い環境ではフォルダ階層が深すぎる(パスが260文字を超える)場合も同期エラーになります。
あと、忘れちゃいけないのは.pstファイルもアップができない拡張子です。ローカルメールデータは便利ですが、移すときは共有ドライブや外付SSDなどを利用された方がよいです。
✅ チェック5:アプリ・PCの再起動&OneDriveリセット
それでも直らない場合は、アプリの再起動またはリセットを行います。
まずは再起動。
それでも改善しない場合は以下のリセットコマンドを試してみてください。
実行後、数分待つとOneDriveが自動で再起動し、同期が再開されます。
なお、リセットしてもファイル自体は消えませんが、再同期に時間がかかることがあります。
💡 OneDrive for Business利用時の注意点
会社アカウントで利用している場合、以下の制約にも注意が必要です。
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管理者設定で外部共有や同期制限が設定されている
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グループポリシーで同期対象が制限されている
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MFA設定により、再サインインが頻繁に発生する
管理者ポリシーの変更はユーザー側では操作できないため、IT部門に確認するのが確実です。
🔧 まとめ
OneDriveの同期トラブルは、次の5つのチェックでほとんど解決します。
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インターネット接続
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サインイン状態
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同期フォルダ設定
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容量・ファイル名の確認
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アプリの再起動 or リセット
これでも解決しない場合は、Microsoft公式の「OneDrive トラブルシューティング ツール」もおすすめです。
「OneDrive 同期の問題を修正する (Microsoft サポート)」
URL: https://support.microsoft.com/ja-jp/onedrive
ファイル同期は地味ですが、止まると一気に仕事が止まります。
日頃からバックアップとストレージ確認を心がけましょう!
それでは今日はこのへんで。


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