KUSANAGIでクローラーが動かない?KAGOYAのレンタルサーバーからサーバー移行したお話

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こんにちは

私です。

今日は私がもう一つ運営しているブログであった出来事を備忘録を交えてお話ししたいと思います

 

実を言うと、むっすー。結構ブログ歴が長かったりします。

約10年前にSeesaaブログを立ち上げ、そこからWordPressに移行して運営してました

まず、Seesaaブログを立ち上げたのは、ゲームのSSをアップしてブログを書きたいと思ったから。

ですが、SeesaaブログのUIが凄く悪くなってしまって、使いにくいと思い始めたんです。そこでレンタルサーバーを契約して、WordPressに移行しました。この時の移行は結構簡単でした。

で、レンタルしたサーバーはKAGOYAのWordPress専用サーバー。選んだ理由は安かったからです。特にECサイトを立ち上げることなんか考えていなかったので、これでOKって感じだったんですね。

ですが、Google AdSenseでサイト審査をしてもらおうとしたところ、うまくいかなかったんです

今回サーバー移転をしたきっかけはこれ

調べたことややってみたことを交えてお話したいと思います。

クローラーが動作しない原因:KUSANAGI環境の制限?

まず、KAGOYAのWordPress専用サーバーはKUSANAGIプラグインが標準で装備されてます。

じゃあ、KUSANAGIとは?って話ですね。簡単に説明すると

KUSANAGIは、プライム・ストラテジー社が開発・提供するLinuxベースの超高速CMS実行環境です。WordPressをはじめとするCMSで構築したウェブサイトを高速かつ安全に動かす実行環境として利用できます。さくらのクラウドではビジネスユース向けの有償エディションを提供しています。

KUSANAGIは高速で安定した実行環境として使われるプラグインです。

KAGOYAのWordPress専用サーバーはこのKUSANAGIとnagixの環境で動いているというところまでわかってます。
しかし、KUSANAGIはサーバー側のセキュリティ設定が強固なため、特定のクローラーやBotアクセスが制限されている感じでした。

実際、私のケースでは以下の現象が起きていました。

  • robots.txtには問題なし(配置場所は正しい状態)

  • WAF(Webアプリケーションファイアウォール)設定も正常

  • なのに、GooglebotやBingbotのクロールが途中でブロックされ、Google側が反応しない

アクセスログを確認すると、Bot系のアクセスが403エラーで拒否されている様子。
KUSANAGI内部の設定やサーバーのファイアウォールが影響していたと考えられます。

ほかにも問題が

そしてKAGOYAのWordPress専用サーバーにはもう一つの問題がありました。

それは、PHPのバージョンが7.xxからアップデートされてないことでした。

現在のPHPバージョンは8.xxなので、バージョンが古い形になります。ただ古いだけなら別にかまわないのですが、7以下はセキュリティアップデートが配信されず、WordPressの管理画面上に毎回警告が表示されます。これが鬱陶しい。

あと、ファイルサーバーもブラウザ上で対応されてないので、直接ファイル配置するにはFFFTPを使う必要があるのも少し不便に感じてました。

サーバー移行を決意:エックスサーバーへ引っ越し

こういった問題点、根本的な仕様にぶつかった私は思いきってサーバー移行を決意

移行先はエックスサーバー(Xserver)にしました。

選定した理由は以下です

  • エックスサーバーはWordPressクイックスタート機能があり、スタートが容易なこと
  • 独自ドメインもそのまま引き継げるので、移行がスムーズ
  • ファイルサーバーが使えること、管理画面がわかりやすそうだったこと

契約自体はすぐでした。しかもサーバー容量も大きくなったので画像保管が楽になる!という副産物的な効果もありラッキーな状態

 

ブログ資産はAll-in-One WP Migrationで移行

旧ブログの記事や写真はもちろん全部持っていきたいと思ってました。

10年続いているブログですからね。記事数は1678。画像に至っては8GB近くありました。

で、設定を一個一個やっていくのはすごく大変なので、移行できるプラグインがないか調べてみることに

そこで見つかったのがWordPress移行の定番プラグイン**「All-in-One WP Migration and Backup」**です。

このプラグインはサイト全体を .wpress 形式でエクスポートし、
新しいサーバーにそのままインポートできる便利なツール。
テーマ・プラグイン・データベース・メディアを丸ごとバックアップできます。

ただ、無料版では512MBまでの容量制限があるため、画像も丸ごと.wpress形式に持っていくことは不可能。

そのため、画像を除いたデータ(テーマ、プラグイン、記事)をエクスポートして、まず外骨格だけ取り込む形にしました。これで画像以外はミラーできた形になります。

メディアライブラリ以外をエクスポートする方法

容量制限を回避するために、「All-in-One WP Migration」の
詳細オプションから移行対象を調整しました。

  • ❌ メディアライブラリ(uploads)を除外
  • ✅テーマ・プラグイン・データベースを含める

こうすることで、画像を除いた軽量な .wpress ファイルを作成できます。

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