こんにちは、むっすーです。
先日、ユーザーさんから
「交換してもらったノートPC(Surfacepro)なんだけど、充電できたり出来なかったりすることあるんだよね。故障かな?」
と問い合わせをいただきました。
交換したのは4ヶ月位前だったので、故障の線は薄いなと思いながら調べていたのですがそこでわかったことがありました。
まずは、切り分け
Surfaceの純正充電器だと充電できる
純正外の充電器だと充電できたり充電できなかったりする
私が持っている100W充電器だと充電できる。
ヒアリングした結果。充電できない時は純正外の充電器で2ポート以上充電していたときでした。
皆さんもノートPCを外出先で使おうとしたとき、こんな経験はありませんか?
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ACアダプタをつないでも「充電されていません」と表示される
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複数ポート充電器でPCだけ充電できない
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大容量ノートPC(ゲーミング・クリエイター向け)が給電されない
多くの場合、原因は充電器のワット数(W)が足りないことです。
今回の原因もWがたりなかったことが原因でした。
今回は、PC充電でよくあるトラブルとその確認ポイントを詳しく解説します。
⚡ 1. PC充電に必要なワット数とは?
ノートPCの充電には、機種によって最低限必要なW数があります。
例:
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一般的なモバイルPC → 30〜45W
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クリエイター向け高性能ノート → 65〜100W
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ゲーミングノートPC → 90〜180W
45W以上ないと充電できないPCもあり、
「アダプタは差せるけど充電できない!」という現象は、W不足が原因のことが多いです。
⚙️ 2. 3ポート以上の充電器での注意点
最近はUSB-Cの3ポート充電器も増えていますが、
「3台同時に給電するとPCが充電できない」ことがあります。
原因は簡単:
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充電器の総出力が60Wの場合
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3台のデバイスで均等に出力すると 1ポートあたり20W程度 しか出ない(20*3ポート)
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PCが45W以上必要だと給電不足で充電されない
💡 対策:
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PC用ポートを単独で使用
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必要W数に対応した専用アダプタを使う
- 単一で45W以上でるモデルを選択する
🧰 3. 充電器とケーブルの規格も要チェック
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PD(Power Delivery)対応が必須
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USB-CでもPD非対応ケーブルでは充電できない
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ケーブル長や太さによって電力ロスが発生することも
⚠️ 特に高性能ノートPCは「充電器・ケーブル・ポートすべてPD対応」じゃないと充電されません。
🛠️ 4. PC充電トラブルチェックリスト
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ACアダプタのW数を確認(PCに必要なW以上か?)
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USB-Cポートの対応規格を確認(PD対応か)
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他のポート・デバイスと同時接続していないか
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ケーブルの規格・損傷をチェック
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PC側の電源管理設定(充電制御)が働いていないか
💡 まとめ
| ポイント | 注意点 |
|---|---|
| 必要W数 | PCによって最低45W以上必要な場合が多い |
| 複数ポート使用 | 同時給電で1ポートの出力が足りなくなることあり |
| ケーブル規格 | PD対応必須、非対応だと充電できないことも |
| 電源設定 | Windowsのバッテリー保護設定で充電停止する場合あり |
💬 むっすーのひとこと
「充電できないPC=壊れた?」と思いがちですが、ほとんどはW不足・PD未対応・複数ポート使用が原因です。今回のトラブルもそうでした。
正しいアダプタ・ケーブル選びでトラブルは簡単に解決できますよ
端末交換の前に、一度確認してみるといいと思います
それでは今日はこの辺で


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